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ホームページ制作会社 オータムテクノロジーの考え方

優れたホームページ制作会社とは

優れたホームページ制作会社とはどういうものを指すのでしょうか?

斬新なデザインかつ流麗なフラッシュムービーがホームページコンテンツとして盛り込まれているホームページを制作できる制作会社が、本当に??「優れたホームページ制作会社」といえるのでしょうか。

ホームページ制作に関しては、依頼者側からの視点と制作会社の考え方には、深く大きな溝があります。
この点を詳しくひもといてみます。

見た目が良いだけで「優れたホームページ制作会社」といえるでしょうか?と問題提起しているイラストです。

制作依頼者から見た「優れたホームページ制作」は?

  1. デザイン、視覚的に誰もが「きれい」と思うホームページ
  2. 安心、安全、信用、信頼を印象付ける見栄えのいいホームページ
  3. 思わず「買いたい」と思わせるようなインパクトの強いショッピングサイト
  4. SEO的な考えを持つホームページ
  5. 集客性のあるWeb制作をアピールする制作会社に作らせたショッピングサイト

概ね、こんな感じでしょうか。

ホームページ制作会社から見た「自社に都合のいいホームページ制作」とは?

  1. Webデザイナーを信用して「デザインはすべてお任せ」してくれるホームページ制作
  2. 制作途中でデザインの変更、ページ構成の変更等の要求が少ないホームページ制作
  3. 契約どおりの納期限の完了できるように、日々の確認作業に協力的なクライアント
  4. ページテキストデータをワードファイルほかデジタルデータで提供するクライアント
  5. 写真データ、画像データの補正や修正作業が少ないホームページ制作

制作会社のすべてが、上記のように考えているわけではありませんが、
制作側の本音はこんなところでしょう。
上記の逆説が「困るホームページ制作」ということになります。

ここからが重要です!!しっかりとお読み下さい

一般的に、ホームページ制作会社が自社の制作物のどこに評価ポイントを置いているのか?

  1. デザイン、視覚的に集客性・リピータ比率の高いホームページ制作であること
  2. SEOサービスをホームページ制作の付帯サービスとして行なっていること
  3. クライアントの要望どおりのホームページデザインが実現できること
  4. アクセス数の伸びる、または「売れる」ホームページ制作が可能であること

ご覧のとおり、制作依頼者側の要求どおりのアピールしかありません。

制作会社といえども商売ですから、依頼者の要求するものを無視するわけにはいきませんが、プロの制作会社が、クライアントと同じレベルの集客、サーチエンジンの上位表示の手法を全く知らないわけはありません。
そう、できないのです。

ホームページ制作会社の制作物に対する評価ポイントと依頼者の要求は同じものであるということを説明しているイラストです。

決して間違いではありませんが、集客性効果をもたらす理由や根拠性の乏しく、その手法をほとんどの場合説明しておりません。
本来、優れたホームページ制作とは、上記のようなホームページとは違います。

Webアクセシビリティについて

Webアクセシビリティとは、インターネットコンテンツ(ホームページ、Webデータベースなど)をいかなる身体的状況であっても、またどんな環境であったとしても、その利用者に「利便性」を供与出来るものでなくてはならないのです。

2004年6月にわが国のWebアクセシビリティの指針を示す「WebコンテンツJIS規格(JIS X 8341-3)」が制定されております。

Webアクセシビリティの指針を示す「WebコンテンツJIS規格(JIS X 8341-3)」とは、身体的状況や環境を選ばず、インターネットコンテンツは利用できなければならないものであるということを説明しているイラストです。

優れたホームページ制作の基準が、実はここに隠されているのです。

主に高齢者や障害者、一時的な障害を持つ人々でも公平に利用することができなくてはなりません。視力を喪失した方々がいかに多くWebを利用しているかをご存知でしょうか。
四肢不自由な方々が、Webを利用して、日常の買い物をしていることを知っている制作会社がどれだけあるでしょうか。

アクセシブルなホームページ制作

優れたホームページ制作とは、第一条件として誰もがいかなる条件下でも、利用に耐えうる「アクセシブル」なものでなくてはいけません。

アクセシブルなホームページであるからこそ、数多くの人々に継続して閲覧してもらえることとなり、結果として検索エンジンに親和性の高い(評価される)ホームページへと育っていくのです。

アクセシブルなホームページとは、誰でもどんな条件でも使えるホームページであるということを説明しているイラストです。

アクセシブルなホームページの条件

1.正しい文法、正しい構造(HTML言語、CSS言語等)で記述されたホームページ

※目の不自由な方々でも、ホームページを見る(読み上げる)ことが出来ます。
また、ロボット検索エンジンのページ内テキストの認識率は100%となります。
画像の代替テキストの用意、フレームの非使用など。

正しい文法・構造でHTMLを構築していると、目の見えない人が閲覧(読み上げる)際にも正しい内容が伝わるということを説明しているイラストです。

2.特定の機材、機器に依存しなくても見たり読んだり出来るホームページ

※四肢の不自由な方々、視力喪失の方々には、一般的なキーボード、マウスを利用できないことがあります。
ページ構成、メニュー構成に一貫性のないホームページも閲覧者を混乱させます。

3.誰でもが読みやすい文字サイズ、配色で構成・制作されたホームページ

※閲覧者のWeb利用環境にかかわらず、
見る側の操作的な自主性・任意性を求められます。
見る側で文字サイズの変更ができないなど論外です。

閲覧者が文字サイズの変更可能であり、ツールバーより変更している様子を表したイラストです。

4.いかなる環境・条件化であっても入力操作性に優れた容易なフォームの設計

※プルダウンメニューに依存しない、実行ボタンの付加、入力制限時間への配慮など、健常者だけの設計であってはいけません。

以上が、ホームページ制作における現在の必須条件です。
すでに各検索エンジンでは、アクセシブルなホームページ制作を重要な評価ポイントとして考えるようになっています。SEOの一環として考えていただいても構いません。

ホームページ制作会社を選ぶポイントとして、上記項目を参考としてください。
ここまで読んで頂いた方々には、もうお分かりと思いますが、優れたホームページ制作について、もう一度お考え下さい。

では最後に、どれが最も「優れたホームページ制作」といえるのでしょうか?

  1. 高名なWebデザイナーにデザイン・制作させた「ショッピングサイト」
  2. 自分でホームページビルダーを使って制作した「自社案内のホームページ」
  3. 知人のWebデザイナーに頼んで制作した「ブログサイト」
  4. サーチエンジンで「ホームページ制作」キーワードで上位表示された制作会社に依頼した「ショッピングサイト」
  5. サーチエンジンで「SEO ホームページ制作」キーワードで上位表示された制作会社に依頼した「会社案内のホームページ」
  6. WebコンテンツJIS規格に準拠することが可能な制作会社に依頼した「ショッピングサイト」(またはホームページ)

(※答えは一番下にあります)

答え:6です。

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