そのほか、アフリエイトサイトのバナー広告の入れ替え時のためのCMSや、Q&Aページ、よくある質問集など、コンテンツが一定の表示法則性を持つものへの導入が合理的といえます。
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CMS(コンテンツマネージメントシステム)によるホームページ制作
CMS(コンテンツマネージメントシステム)とは、更新頻度の高いホームページコンテンツを制作会社に依頼せずに更新または編集するWebプログラムのことです。弊社では、「ホームページ自動更新プログラム」と呼んでおりますが、 例えばTOPページに設置する「お問合せ」や「インフォメーション」また「よくある質問集」などがCMSに該当します。
ショッピングサイトや不動産検索サイト、中古車販売サイトなどは、まさにCMSのかたまりといっていいでしょう。 ここでは、CMSを導入する合理的なケースと、そうでないケースを解説していきます。
CMSの導入に際して考える必要があるのは、第一にそのページの更新頻度です。1年に1〜2回程度の更新が予定されているようなケースでは、 わざわざその為のWebプログラムを制作・導入する必要はないといえるでしょう。
逆に、旅館やホテルなどのホームページで、食事メニューなどを公開しているところがありますが、これらの更新頻度は高く合理的な導入といえます。ほか、株式公開をしている企業などでは、IR情報などの公開義務を負っていますので、CMSの導入は必須ともいえます。
ホームページ内のイメージ画像や写真データなどの入れ替えは、通常ホームページのリニューアル時に行うため、あまり合理的とはいえません。 更新頻度を考えると、やはりその都度制作会社に依頼するほうがコストパフォーマンスも高いはずです。
ページコンテンツの追加を想定して、メニュー項目を増やしたり、ページ自体を増やしたりすることをCMSの導入で解決しようとお考えの方がいらっしゃいますが、 これは大きな間違いです。CMS導入でできることは、基本的にすでに存在するコンテンツのマネージメント即ち、ホームページの「更新」であり、 ページコンテンツの「生成」ではありません。
仮に、そんなページコンテンツを追加したとしても、ロボット検索エンジンとの親和性を保つことができないか、または膨大なCMSプログラム制作費用がかかることになります。
SEO(サーチエンジン対策)のことは、すでにご存じと思いますが、CMSとSEOは切っても切り離すことのできない関係にあります。
写真データや画像データに「ALTタグ」といわれる説明文が記述されますが、SEOスキルのない制作会社に依頼した場合、ほとんどのケースでこの記述が欠落しています。 サーチエンジンロボットは、写真データを「見る」ことはできず、専ら上記ALTタグを参照することになります。
これが欠落すると写真データは「無い」ことになり、 したがって見栄えは有効と思われるホームページコンテンツが、そのテキスト領域とともに「不合理なホームページ」と評価される結果となります。
CMSのかたまりであるショッピングサイトなども、一度ALTタグ記述の有無を確認するべきです。商品写真にマウスカーソルを乗せてみてください。四角いテキストボックスが表示されれば「合格」です。
もちろん、その商品画像の説明文でなければならない点は、言うまでもありません。