ショッピングサイトの階層名に関しましても、サイト運営者の恣意の表示ではロボット検索エンジンに正確にインデックス(保存)されにくくなってしまうので、サーチエンジンの「カテゴリ名」を参考にして、できるだけ「完全一致」させて表示することが賢明です。
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ショッピングサイト制作やネット通販制作では、Webシステムで動的に生成される「商品一覧ページ」や「商品詳細ページ」が存在するため、一般的なホームページとはその構成や付帯的、不可避的なホームページファイルが必要となります。
また、販売する商品が相当多数になる場合には、商品カテゴリ名のつけ方や階層の考え方も、ロボット検索エンジンに対し「親和性」を持たせるために入念なディレクトリ設計が不可欠であり、大変に重要な要素となります。
このページでは、特に取扱商品が多数にわたる場合のホームページ設計にかかわる問題や、ホームページタイトルほかメタタグ情報の正しい記述方法などを具体的に解説して参ります。
ショッピングサイトや通販サイトにおけるホームページのディレクトリ構造については、多数階層を持たないことは、サイト設計上の基本といえます。ロボット検索エンジンでは、1回の巡回ですべてのページを巡回することは最近では少なくなってきており、多数階層を構成すると、新規に掲載した商品情報の詳細ページの認識が遅くなってしまいます。
巷間では、Webシステムで動的に生成された(自動生成ページ)は、特にYahoo検索エンジンに有効ではないという話がまことしやかに囁かれていますが、それは全くの「ウソ」です。Yahoo検索エンジンは、確かに総合INDEXページ(TOPページ)を検索結果として表示する「癖」を持っていますが、動的なページを上位に表示しないということは断じてありません。
そのように噂されるYahoo検索エンジン自体が、「欠陥」とも言えるでしょうが、実はWebシステムで動的に吐き出されたページには、「ページタイトル」「メタ情報」が正確に記述されていない場合が多く、Yahoo検索エンジンで「動的ページは上位表示できない」という噂は、単にWeb制作者またはWebシステム開発会社の無知識ということに過ぎません。
ホームページタイトルを付ける「意味」は何でしょうか?仮に、書籍を販売しているネットショッピングサイトに「ホームページ制作会社」や「アダルトサイト」というタイトルを付けると、どんな結果を招くと思いますか?
ホームページタイトルとは、そのページの冒頭に「このページは何が書いてあるか」という情報をロボット検索エンジンに対して、アピールまたは誘導指示をするための「道しるべ」です。メタディスクリプション、メタキーワードもその一種となりますが、ホームページタイトルより指標性は薄いといわれています。
要するに、ショッピングサイトにおける「ホームページタイトル」は、動的に、もしくは個別に記述しなければならず、仮にすべての商品に同一のタイトルを付与した場合、相当の時間を要しても、ロボット検索エンジンは個々の詳細ページに記述されている商品情報を合理的に整理分類できない・・・すなわち、動的に吐き出された商品詳細ページには、ホームページタイトル自体を動的に記述させる必要があるということになります。
最近、ホームページやショッピングサイトのデザインや構成を、実際のホームページアクセス分析結果から、その親和性や操作性、デザイン面での好感度を比較する手法でWebマーケティング分析を行なうことがありますが、それには途方もない分析コストを要するもので、サービス費用も到底中小企業に捻出できるレベルのものではありません。
それでは、中小零細企業がショッピングサイトを制作しようと考えた場合、デザイン面における設計はどのようにすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。
ショッピングサイトの目的は、ある商品を「売る」もしくは「買う」ということにほかなりません。閲覧者側でショッピングサイトのデザイン面で不満である、もしくは不愉快であるということは稀であり、閲覧者(購入者)の価値基準は、「他店よりも安いか」「他店より高品質であるか」「信頼できるショッピングサイトの運営者の表記があるか」ということに尽きます。
要するに、ホームページのデザイン面をことさら重要視する必要はなく、実利面での「廉価性」または「品質」がきちんと表現できていて、最重要なのは「信頼できる業者が販売しているのか否か」ということであり、購入者は必ずいらっしゃるということになります。
ショッピングサイトでは、デザインよりも前項で解説したように、いかに商品詳細ページ(Webシステムで自動生成された動的ページ)を適切なキーワードの組み合わせによる上位表示を可能とし到達させることができるかが肝要であるといえるでしょう。